2017年12月4日月曜日

ユースっこ応援の楽しみ方

本エントリーは「川崎フロンターレ アドベントカレンダー 2017」の4日目として寄稿するものです。

昨日の投稿は,@usapapausasa さんによる「祝J1優勝、お得なきっぷのご紹介」でした。

では本題...
に入る前に。


川崎フロンターレ,ついに優勝しました!
おめでとうございました!

私が初めてフロンターレを知ったのは1998年11月19日,博多の森でした。神を見た夜として。
テレビで観ていました。土壇場,山下芳輝の同点ゴールに熱狂し,延長戦でフェルナンドのVゴールに歓喜したのです。

そんなアビスパっこだった私も2001年に大学進学とともに,16年間育った福岡から(生まれ故郷の)川崎へ。フロンターレがJ1に初昇格したのは知っていました。しかし,それから数年はまだアビスパを応援していました。アビスパがフロント問題でゴタゴタし,次第にサッカー自体を見に行かなくなりました。

しかし2004年あたりから,大学で親しい先生がフロンターレ創設期からのサポーターだと知り,じゃあ一度連れて行ってくださいということで等々力陸上競技場に初めて足を踏み入れました。

その年は数回,2005年も数回,2006年あたりから本格的に応援し始めはや10年。途中ほとんど行かない時期もありましたが,子供ができてからはシーズンチケットも買い,ほとんどのホームゲーム,できればアウェイゲームも足を運ぶようになりました。

何度も惜しいところまで行っては涙を飲み。何度もそこから這い上がってくる選手の姿を見る。2017年元旦,吹田スタジアムで鹿島アントラーズに敗れたとき,もうタイトルは取れないんじゃないか,なんて思いました。でもそれでもいい。僕たちサポーターは,川崎フロンターレから,もう「最高の贈り物」を貰っているんだから。

今年はACL準々決勝,ルヴァン杯決勝で惨敗。また同じ光景を見ました。正直,悔し涙なんてとっくのとうに枯れました。

しかし彼らはやってくれました。最後まで諦めず,勝って勝って掴みました。そしてぼくらサポーターに向かって「おめでとう」と声を掛けてくれました。
ありがとう。そしてこちらこそおめでとう。また「おめでとう」って,言いたいし言われたい。隣りで興奮する息子と妻を横目に,私は声も出せず必死に深呼吸をしていました。

長くなりましたが,川崎フロンターレに関わるすべての人が幸せになった出来事でした。
これからも末永くよろしくおねがいします。


さて,いよいよ本題です。


私が本格的に川崎フロンターレアカデミーを応援し始めたのは2014年です。
2018シーズンに加入が決定している脇坂泰人が3年生だったシーズンですね。
それから数年後,ユースを応援する数人で「川崎そだち」というサイトを立ち上げ,今年で3年目を迎えました。これだけユースにどっぷりだと,トップとは違うさまざまな楽しみ方が見えてきます。

というわけで,今回は「ユースっこ応援の楽しみ方」と題し,ユース応援悲喜こもごもを紹介していきたいと思います。

素晴らしいスタジアム

川崎フロンターレU18の場合,ホーム会場として利用するのは川崎市民ミュージアムの横にある等々力第一サッカー場,川崎フロンターレ麻生グラウンド,ごくたまに等々力陸上競技場です。環境が整っており,めちゃくちゃ恵まれています。

ユースの試合が行われるのは,ほとんどの場合,クラブ/学校の練習場や公営の陸上競技場です。Jリーグの試合などで使用するスタジアムのように環境は整っていません。売店も出ませんし,見渡す限り近くにコンビニもないところなんてザラです。

そんな清々しい環境で,真剣勝負が見られる! 何と素晴らしいことでしょう。


素晴らしい交通事情

都内近郊であれば,比較的駅からも近い会場が多く,不便しません。
しかしこれがひとたび北関東や甲信越,静岡方面に行ってみたらどうでしょう。最寄り駅から会場近くまでのバスは1日に4本。徒歩30分以上は当たり前。みんな1時間くらいなら当然にように歩きます。日頃の運動不足解消になります。

つまりユース応援は健康にもいい! 素晴らしすぎてことばも出ません...


素晴らしい川崎魂

最後に,何と言っても「川崎魂」です。
フロンターレアカデミーで育ってきた選手たちは,はやい選手で小学校3年からフロンターレに所属しています。高校卒業までと考えると,9年。人生の半分をフロンターレの選手として過ごしているんです。
そんな子たちにはサポーター以上と言ってもいいくらい「川崎魂」が宿っています。
そんな彼らのほとんどは,高校の卒業とともにフロンターレの選手ではなくなります。そこから帰ってくる選手もいれば,他のチームで活躍する選手,サッカーを辞めてしまう選手もいます。

クラブの計らいで,毎年のプリンスリーグ最終戦はトップが試合をするのと同じ等々力陸上競技場で開催されます。試合終了後には,サポーターとともにプチセレモニーをやります。どの選手も泪ながらに感謝を伝えます。
見守る側の私たちは,「これからも応援してるよ」「プロになって帰ってこいよ」などと声を掛けます。とても美しい光景です。



そんなユースっこたち,U18のプリンスリーグ最終節が今年も等々力陸上競技場で開催されます。プリンスリーグ関東で現在4位につけるフロンターレは,最終戦に勝利すると他会場の結果次第で3位までが出場可能な「プレミアリーグ参入戦」への出場権を手にすることになります。

2017年12月10日(日)13:00 キックオフ @等々力陸上競技場

トップチームの優勝セレモニー終了後,ぜひ彼らの勇姿を見に等々力陸上競技場へ足を運んでください!


川崎フロンターレ アドベントカレンダー2017,明日は長年フロンターレを中心として活動しているサッカーライター,江藤高志さんが何かしら書いてくれるはずです。乞うご期待!


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